平成30年10月15日
図書館運営委員会承認
第1条 本内規は、「資料収集、保存・除籍の基本方針」1.収集【基本方針】⑨、1.収集【寄贈資料】及び2.保存・除籍【保存・除籍基準】(1)図書-1.固定資産に基づいて、貴重資料の収集および保存に関わる事項を定める。
第2条 貴重資料は専門研究者の助言を受け、図書館長が指定する。
第3条 貴重資料は貴重書および準貴重書とし、次のように区分する。なお、日本体育大学図書館では、「洋書」とは「外国語資料」、「和書」とは「日本語資料」と定義する。
(1)貴重書
①洋書
1821年※1よりも前に出版された資料。
②和書
慶応3年(1867年)以前までに出版された資料※2。
(2)準貴重書
出版年では貴重書に含まれないが、資料的価値、本学の教育・研究の主題領域との関連性および社会的評価が高く、準貴重書として保存することが適当と認められる資料。または、本学の教育・研究分野のコレクションとして価値が高く、保存または利用上特別な配慮が必要な資料。
①洋書
1822年以降に出版された資料を対象とする。
②和書
明治元年(1868年)以降に出版された資料を対象とする。
第4条 貴重資料については、恒久的な保存に努める。
第5条 本内規は、必要に応じて見直しを行い、図書館運営委員会に諮ったうえで、図書館長が決定する。
附則
本内規は、平成30年11月5日から適用する。
※1 英米目録規則第2版(AACR2)では、図書の製作(bookmaking)上ヨーロッパの刊行に従う国において、1821年よりも前に出版された図書、パンフレット及びブロードサイド(broadside)を初期刊本として扱い、1822年以降に出版された資料と区別している。本学では、AACR2では洋書に含まない外国語資料(中国語・韓国語など)についても、洋書として扱っているが、1821年を区切りとして採用する。
※2 ただし、本内規適用以前に受け入れた資料については、明治元年(1868年)以降に出版された資料でも貴重書に区分しているものがある。